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土壁

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つちかべのイメージ画像

土壁は、古くから日本で使われてきた塗り壁で、下地から表面まで土を使った壁のこと。調湿作用があるため、日本の高温多湿な気候に適した壁である。
江戸時代の頃には、城や蔵、また住居まで幅広く使用されていた。工程としては、下地の竹で編んだ小舞、荒壁、中塗り、仕上げ、となり、土に藁(ワラ)を混ぜることにより強度が増し調湿効果が高まる。原料の種類や混ぜる素材によって肌合いが様々であり、 砂壁 と比べてカラーや仕上げのバリエーションが豊富で独自の壁ができる。防火、断熱、調湿、脱臭、吸音、遮音など様々な機能に優れている。自然素材の為アレルギーや シックハウス になりにくい。デメリットとしては、クロス貼りよりも工期が長く、費用も3~5倍高くかかる。仕上げ材料により、 じゅらく壁 、錆壁、大津壁、 漆喰 壁などがある。