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マーブルフィールは高級感のある自然素材 色、質感、施工単価などを左官のプロが解説。

マーブルフィール 仕上がりの美しい内装

日本以外でも漆喰はあるの?

今回はドイツ漆喰のお話です。海外製の 漆喰 といえばフランス、イタリア、スペイン、スイスなどの製品が使われることはありますが、ドイツ製は日本ではあまり使われていません。 Sto というドイツ製塗り壁材は、たまに使われますが、(弊社blogにも一度登場しています)Stoは樹脂系の材料で、漆喰ではありません。ドイツ漆喰とはどのような材料なのでしょうか?

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いよいよ施工開始、国内産漆喰との違いは?

まずは、下地用壁紙貼りからのスタートです。以前のblogでも紹介した パルプウォール工法 と同じになります。下地用壁紙が貼れたら、いよいよ「マーブルフィール」塗りの施工になりますが、今回は事前に工務店の設計さんの立会いのもと、メーカーから出されたサンプルと照らし合わせながら、あらかじめ職人さんに塗ってもらい、仕上げパターンの確認をとってから施工に入りました。よくあるトラブルとして、施工後にお施主様や設計さんから仕上げパターンの違いや、仕上がりのイメージの違いなどで指摘を受けて、最悪の場合は塗り直しなんてこともありますので、十分な確認作業をしたうえで施工が重要になってきます。

仕上がりをチェック 気になる価格は?

施工完了です。できる限りサンプルのイメージ通りに仕上がるよう、施工中は何度も確認に行きました。小さい面積のサンプルと、実際に大きな面積の壁を塗った場合と比べると、仕上げパターンによっては雰囲気が変わってしまうことがあるので、実際に現場で立ち会って確認してもらいながら施工を進めるのが確実な方法かと思います。今回の現場は完了後に設計さんに確認していただき、いい感じに仕上がっていますね、とのお言葉をいただきました。また価格に関してですが、使う材料や仕上げパターンによって変わってくるので、一概には言えないのですが、今回のような海外製漆喰ですと、おおむね¥8,500/㎡~、国産漆喰ですとおおむね¥6,500~といったところでしょうか。海外製の漆喰のほうが、材料費は高めです。

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弊社では セニデコ フランス社の セニベトン を取り扱っています。壁だけでなく、テーブルなどの家具にも施工可能です。最近流行りの コンクリート調 にリメイクしてみてはいかがでしょうか。

セニベトンの施工例



著者:間宮 秀樹
合同会社 伊良湖屋 代表
プロフィール:某自動車ディーラーの営業職を経て、2000年に株式会社川幸に入社。以降は新築、リフォーム、補修などの内外装工事に携わり2020年に独立。左官だけでなく屋根など住宅工事全般の多岐に渡る業種に精通する。
対応エリア:高浜市、碧南市、半田市、西尾市など愛知県内全域、その他(岐阜、三重など一部)
対応できる工事:漆喰珪藻土、モルタル外壁、内装工事、外構工事、屋根工事
お薦めのデザイン:コンクリート系, スタッコ系などシンプルなデザイン。
備考:週末、子供を連れて近所に釣りに行くのが趣味です。