知っ得!左官のプロがグッと来る床の仕上げ5選
なぜ、田口時育が土間を語るのか
住宅建築の裏話
俺は、 土間 を語りたい。
妙に力入ってない? 土間って先回のブログのあれでしょ。
そうだよ、今回は 土間ベスト5を発表する。「グッと!」くるよ。
それじゃ、「グッと!」させてね。
家には必ずあるモノ、壁と床、屋根。 極論だけど左官の仕事は、基本 壁面 と 床面 しかない。
なるほど シンプルだね。
突き詰めて考えると本質が見えてくるよ。
生活するのに、当たり前にみているでも 左官は考えている。
- 意匠重視:壁面は、見た目やデザインが求められる 。
- 機能重視:床面は実用性、耐久性が求められる。
簡単に見えて、難しそう。
床、土間の選び方を間違えると、後悔する事になるよ。
そんな中で、田口業務店として50年以上 私が携わって28年。年間65件以上の外構工事。
田口が思う 土間工事のベスト5を紹介するよ。
了解楽しみ。
第4位は「 磁器質タイル 」
モルタルよりも強度はある。最近は輸入品が安価で流通して使いやすくなって来た。
施工の良し悪しは、端部。
端っこを見ればわかる。割り付けもポイントとしてみてね。
雨の日に滑らない様に、ノンスリップ(滑り止め)を使うと良い。
街を歩いて、タイルの観察してみたい。施工の良し悪しが分るって面白い。
街歩きで「タイル観察」これは、ウォーキングに良いね。
下手くそは、すぐ分るよ。
ヨーロッパの、 モザイクタイル ・デザインタイル をワンポイントで貼るのもお洒落。街歩きで「タイル観察」してみてね
第2位はコンクリート
目にするのはこれが、一番多いと思う。駐車場のグレー色 コンクリ。
外構工事、土間仕上の「4番バッター」、下地であり仕上。
高耐久、強度は石の次、施工業者の選定がポイント(前回、田口blog参照。)
同じコンクリートでも、固さや色、施工方法で数種類ある。
次回以降で詳しい開設するね。
一番よく見る、駐車場とかの床ですね。
第1位は 洗い出し
石のカタチ、不揃いを美しく見せる技、目地の幅、バランス、美しく見せるのがポイント。だけど、今はそこまで求められないかも。床に求められる、機能性の中にも「美意識」を持ち込んでいる事は左官の特長。
殺風景な床が嫌なら、左官屋さんに相談してみて下さい。
石の大きさ、色、形でお施主さんに「美意識」に近づける床土間を提案してくれる可能性あります。
揃ってないようで、規則性のある隙間、「不揃いの美学」。和風の店舗に多いよ 古い町並み保存地区なんかは行ったら探してみて。
街歩きの楽しみが増えて来た。 田口さん、今度高級な和食屋に連れってって、そうしたら、まじまじと観察するわ。
。。。
土間と生き方
住宅建築の裏話
土間は種類がいろいろ、あるんですね。勉強になりました。
家を建てる時は ベスト5参考にして下さいね。
やっぱり、自然素材はいいね。散歩、街歩き。
小京都と言われる街並を散策する良いよね。 この近くなら、有松の街並、東区景観地域、名古屋城などなかな。 そこに行ったら、無垢木材なんかも。見ると良いね。経年で深みが風合いが出てくる。
30-50年使うものだから、流行りや値段だけで選ばないで。
丈夫な素材 メンテナンスが簡単 飽きの来ない ってのが、ポイントだね。
パートナー選びと同じだね。
(笑) 確かに人生の神髄!名言だよ!
床土間は、長く使っても 悪くならないのが必須。 タフな俺みたいに、打たれ強い、健康で頑丈。文句も言わずに毎日働く。
田口さん、そこはちょっと違うかも? でも、床って丈夫なのがいいね。
ここがポイント
- モルタルは味わい アンティーク感を楽しむ。
- 磁器タイルは、整列された規則性。
- 石。天然石は、歴史の重みと高級感。
- コンクリートは耐久性とコストのベストミックス。
- 洗い出しは、左官の技と落ち着きのある美しさ。