イナマサ業務店blog
サカンナいきかた
今回は「注文住宅の内装をイメージ通りのデザインにするのに絶対に必要なアレ」について解説していきます。
カラーや 意匠(デザイン)にこだわるなら、素材だけでなく、鏝(こて)の特徴について理解しておくと、インテリアを決めていく際の参考になると思います。
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使用する鏝で内装仕上げの趣が全く変わってくるという話
鏝仕上げの違いを分かり易く整理してみました。
引き擦り仕上げ
荒々しくワイルドなテクスチャが魅力の内装仕上げ。塗材の両面を擦って仕上げていきます。円を描くように擦るとムラなく均一な壁に仕上がります。広い面積や短い工期を複数人で塗る場合にも、均一に仕上がるのでオススメです。
漆喰押さえ
伝統的な左官仕上げですが、キレイに平滑に仕上がると飽きの来ない美しい内装に仕上がります。塗材を押し込む様に塗っていくので、内装用の鏝としては最も硬いタイプになります。塗り壁の強度もあり、安定した人気がありますが、艶ありに仕上げるか、マットに仕上げるかは好みが分かれるところです。
ラフ塗り仕上げ
「塗りっぱなし」とも呼ばれ、近年人気のタイプの仕上げになります。引き擦り仕上げ程の荒々しさはなく、素朴なテクスチャなので、リビングに寝室にと、場所を選ばす多用途な利用が多いです。ふとした瞬間に手仕事の温もりをしみじみと実感出来る内装仕上げです。
0.2(コンマ2)仕上げ
「柔押さえ(やわおさえ)」と呼ばれる仕上げに使います。薄く柔らかいコテ面を利用し、漆喰押さえよりもソフトに塗材が塗れるので、仕上がりもよりソフトで柔らかな表情の内装が実現出来ます。
イナマサ業務店blog「サカンナいきかた」では鏝など道具の紹介を通じて、理想の住宅づくりに必要な情報を配信しています。
最後までご視聴ありがとうございました。次回をお楽しみにお待ちください。