土間のあるお洒落な家、土間コンクリートを依頼する時に失敗しない為のコツを整理してみた。
多用途な土間に注目。生活スタイルの多様性と共に広がった土間の可能性
「街の困り事は田口業務店で承ります。」
今日は土間の話をするよ。
土間って時代劇とかで出てくるアレですか?
そうだね、古い農家に行くと土で出来た土間が、まだまだ現役だったりするけれど、土間も今はずいぶん進歩しているよ。
土間って土だけじゃないの?
そうだよ、昔は固めて作った土の土間が多かったけれど、今は色んな素材で作られている。土以外では
土間の素材
ちなみに土間というのは、家の内外は問わず、土足で歩いて良いスペースの事なんだよ。
そうなんだ、家の中だけだと思っていた。
広い意味では住宅のカーポート(駐車場)の床なんかも土間に入るよ。
最近はどんな土間が流行っているの?
そうだなぁ、注文住宅だと広い玄関スペースの土間が増えているよ、やはり玄関は家の顔だし、色んな人の目に触れる場所だからね。
なるほど。玄関で世間話するし、気軽におしゃべりができる場所ですね。
それと今は住宅のニーズも多様化しているので、細かく部屋を区切るよりも、自由度の高いフリースペースという要望が多いので、広くてカッコイイ土間が注目されている。用途も様々だ。
玄関スペースの用途
- 収納を作って趣味没頭のスペース
- 雨の日の部屋干しスペース
- 子供のプレイルーム
- 簡易応接スペース 等々
生活部分と区切られているからメリットがありそうね。
玄関以外でも土間の用途は広がっていて、今はこんな使い方が増えているよ。
その他の土間スペースの用途
- 園芸スペース
- 車やバイクの整備スペース
自宅に別空間を作りたいという人が多いのね。
そうだね、土間活用のメリットが整理できたところで、今回は土間専門の業者のインタビューをして来たよ。これから住宅を購入する方やリフォームを考えている方の為に、便利でカッコイイ土間作りの参考にして欲しいな、と思います。
ここがポイント
・家の内外問わず、土足で歩く部分が土間。
・多目的空間としてお洒落な土間が流行っている。
・工夫次第で、スペースが暮らしに活かせる
きれいな土間は家の顔、土間の専門家 名南フロアー佐田社長 に良い土間の定義を聞いてみた。
「街の困り事は田口業務店で承ります。」
こんにちは、ご無沙汰しています。忙しいですか?
わぁ、登場のクセが凄い!!
遊んでいる訳じゃないよ。これも仕事、 メチャクチャ忙しいよ。
それは良い事です。今日は土間の専門家ならではの視点で住宅づくりの話を聞きに来ました、改めてよろしくお願いします。率直に綺麗でカッコイイ土間を作るにはどんな要素が必要ですか?
土間打ちは基本的にはごまかしの利かない仕事、耐久性が求められるし、面積が広いので雑な仕事はどうしても目立ってしまう。
日々、乾くスピードとの闘い?
そうですね。季節や天候など外的要因に大きく左右される。流し込んで、平らにならして、乾かすだけ、と思われがちだけど、実に奥が深い世界。
何でもそうだけど、シンプルな仕事の方が実力が問われたりするものですね。
そうですね、まず普通に土間打ち作業が出来るまでで大体3年くらいかかる、状況を判断しながら現場を納めるとなると、早くても10年くらいかかるな。
これは左官仕事も同様ですが、全く同じ現場というものは存在しないので、経験に裏打ちされた勘が重要な要素になりますね。季節によってはどんな工夫がありますか?
コンクリートは季節によって強度とスランプを調整しています。スランプとは水分量と硬さの事で、夏場は乾きが早いから強度を弱めにして乾きをゆっくりに調整する、冬場は逆に強度を強めにして乾きを促進させる。
コンクリの強度を調整をする訳ですね。ちなみに一般の方はコンクリとアスファルトとの特徴の違いも分からないかも知れない。
コインパーキングを思い浮かべると分かり易い、コインパーキングはアスファルトだから年数が経つと凹んできて雨降ると水たまりが出来ているのをよく見かける。コンリクートは価格が高い、倍ぐらいの価格だけれど、丈夫で耐久性が高い。まあ、下手くそがやるとコンクリでも水たまりできる事はあるけれどね。
例えば土間造りを安く工事する方法はあるか?
基本的には無いと考えた方が良い。あるとすれば「手間を抜く」か「人員を減らす」かしかない、でも当然仕上がりに影響してくる。土間もそうだし、左官仕事全般が手間を如何にかけるかという仕事だからね。
ごまかしが利かない分大変だけれど、やりがいもある仕事。
そうですね。長く使う部分だし人目に触れる部分でもある。
具体的にはどんな事が大変ですか?
乾きとの勝負なので朝が早い、それと体力も必要、コンクリートを専用のポンプ車で送り込むのも重量が凄いし、平らにならすのも足腰が丈夫でないとね。
体力と繊細さ、そして経験も同時に求められる。
それと平らにして終わりじゃない、無事に乾くまでが仕事なので、乾くまで待機していなければいけない。だから作業開始が遅い現場は夜中まで待機する事も。
朝早くから夜遅くまでご苦労様です。みなさん夜中に建設現場で携帯いじっている人を見たら暖かい目で見守りましょう(笑)
いや、笑い事じゃないよ。夏も冬も一年中待機は辛いよ。でも無事に綺麗な土間を仕上げるには必要な事だからね。
では、佐田社長がオススメの土間仕上げについて教えてください。
ツルツル感が良ければ金鏝(コテ)仕上げ、ザラザラ感であれば刷毛引き仕上げ。丈夫なのは真空コンクリート、これは坂道なんかで使われる丸い溝がついたタイプ。カラークリートで色を楽しむのも良いし、スタンプ仕上げで石畳調にするのもお洒落だね。豆砂利コンクリ洗い出しも味わいがあって良い。
真空コンクリートは工事の機械が面白いですね。まるで生き物のような躍動感。
初めて見た時はインパクト大。
最後にこれから住宅の土間打ちを検討されている方にひと言お願いします。
土間は長く使うスペースのなので、沢山悩んで検討してください。そして困ったら田口業務店に相談に行ってください。
わぁ、急に変なパスが来た。本日はお忙しい中ありがとうございました。
ここがポイント
・土間工事は手間仕事なので予算が仕上がりに直結する。
・刷毛引き仕上げ、カラーもあって土間の選択肢は広がっている。
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